
Daily work flow
業務一日の流れ
長距離トラックドライバー
トラックドライバーの基本的な業務は、荷物をトラックに積み込み、トラックを運転し、荷物を目的地まで運び、荷卸し先で荷物を降ろす作業の繰り返しになりますが、運送業界では、荷主の都合や季節によって業務量・荷物の種類・納入時間帯などに変動があり、毎日まったく同じ労働時間で働くことが難しい場合があります。このような状況に対応するため、変形労働時間制が導入されています。
変形労働時間制とは、労働基準法で定められた週40時間、1日8時間という労働時間の原則を、月単位や年単位で調整する制度です。
弊社では、毎年4月1日を起算日とする1年単位の変形労働時間制を導入し、1か年を平均した1週間の所定内労働時間を40時間以内とし、1日の労働時間を7.5時間としています。
こうしたなかで、長距離トラックドライバーの具体的な1日の流れ(一例)は、以下のようになります。

6:00
出勤、出発前点呼
運行指図書に従い、出社します。アルコールチェックを行い、点呼・車両の点検を行います。
6:30
出発
荷積場所に移動します。
7:00
到着・積込
荷積場所に到着したら、フォークリフトによるパレットでの積み込み(荷物によってバラ積みもあり)を行います。
8:00
出発
積込が完了したら、目的地に向けて出発します。
13:00
運搬・休憩
休憩をはさみながら移動して目的地を目指します。
4時間以上の連 続運転は法令で禁止されており、4時間の間に1回あたり30分以上の休憩を取得します。
14:00
荷卸し・休憩
目的地に着いたら荷物を下ろす作業があります。荷物の量にも寄りますが、作業時間は大体1時間ほどです。
荷物の大きさや量によっても違うため、その日によって予定が変動します。
16:00
荷積場所に移動
帰りの荷物を積み込む場所に移動します。移動したら、翌日の荷積み時間まで休息(最低連続9時間以上)を取得します。同時に運行管理者に電話で連絡し、当日の業務終了の点呼を行い、1日の業務終了となります。
地場トラックドライバー
地場ドライバーの基本的な業務は、お客様から指定された荷物を倉庫(拠点)から積み込み、近隣の地域や県内(50~350Km県内)での配送を担当する仕事です。基本的にはお客様の特定の取引先などへの決まった荷物の配送が主な仕事内容 で、日帰りで業務を終えられます。
地場トラックドライバーの具体的な1日の流れは、以下のようになりますが、あくまでも一例です。配送先や配送ルートによっては深夜勤務になることもあります。また繁忙期では運ぶ量が多いため、必ずしも以下のような流れになるとは限りません。

7:00
出勤、出発前点呼
運行指図書に従い、出社します。アルコールチェックを行い、点呼・車両の点検を行います。
7:30
出発
荷積場所に移動します。
8:00
到着・積込
荷積場所に到着したら、フォークリフトによるパレットでの積み込み(荷物によってバラ積みもあり)を行います。
9:00
出発・荷卸し
積込が完了したら、荷卸し先に向けて出発します。
荷卸し先に到着したら、荷物を降ろして、台車などを使用し店内(場内)に搬入します。荷卸し先の担当者から受け渡しサインをもらって配送が完了です。
※件数に応じて、同じ作業を繰り返し行います。途中、15分休憩を挟みます。
12:00
昼食
昼食は、トラックの中や外食で済ませることが多いです。
13:00
午後の配送に出る
引き続き、決められた取引先への配送を行います。途中、15分の休憩を挟みます。
16:00
帰社・帰宅
配送が終了したら、帰社します。車両の点検を行い、運転日報を作成し、アルコールチェック・点呼を行って帰宅となります。